ELEKIT TU-8100
TU-870のつもりでうっかり入手。見た目がそっくりだったのでこれだろうと。ジャンク扱いとのことで、到着時点で電源入らずでした。バラしてみたら、基板上は凄まじい芋半田の雨霰。どこがブリッジしているのかどうかもわからないような状態。フラックスも当然のことながら除去されていない。ハンダの周辺の茶色いガビガビしたところですね。これを丁寧に除去するだけで確実に音は良くなります。
キットだから当然、こういうのもあるよねえ。辛うじて動作していますー、的な個体が市中には相当数、中古で出回ってるんではなかろうか。
既存ハンダをあらかた吸い取ってから再半田を行い、問題なく電源は入るようになりました。結局、ボリューム用のサブ基板、TU-8100はボリュームとメインSWが兼用なのですが、ここのメインSW用のパターンが切れてました。垂直方向にショックがかかったのか、一見すると繋がっているんだけれどテスターのリードを当てると導通が無い。半田の下でパターンが剥離して切断というね。
この箇所、結構無茶な実装です。基板同士を垂直に組み合わせてパターン同士をなんとなく接触させた上で半田で繋ぐというね。一番重要なところなのに確実にハンダでしか信号経路つながってないわこれ、後で実線をパターンに這わせておかないと。
音も問題なく出て一安心。電源は12V/4AのACアダプタなので、左下のごっついのを繋いで音出し中です。中身は12V/10Aのスイッチング電源(オーディオラボ製)。TU-8100で必要なのは4A程度なので、もう1系統出力を出して同様の真空管プリに給電して組み合わせてみるかと思案中です。
TU-8100の音はまだパッと聴きなのでアレですが、空間表現は良く出ますな。低域はスパッと切っているような感覚もありますが。もうしばらく鳴らし込んでから何処かに手を入れるつもりです。
5/20 さて、昨日はJC-2経由+豪華電源だったのでもう少し標準的な接続にしてみました。プリは通さずにCD12直結。電源は純正ACアダプタにて、ただしDC側のケーブルにはプラグ直前にシルキー回路を組み込んでgndを浄化します。SPはビクターのSP-FS1で、これも当然サウンドアクセラレーターをユニットに装着済みです。
悪くないな。入口をあまり強力にしても受け切れないような感もあり。この方が伸び伸びしている気がします。
中に手を入れてどうなるかなあ。
その後、やはり豪華電源&JC-2経由に戻しました。悪くはないけど雑すぎる。やはりプリは必要です。
もっかいバラして確認するも、結局整流ダイオードをSICショットキーバリアダイオードに交換して、ボリューム基板の接合部に実線を這わせただけで済ましました。ちょっと不安なところがあったので。
明日にはコレが届くみたいなので、たのしみです。
5/21 プリの到着は明日になる模様。SIC交換の効果が出始めて、今朝からえらい歌ってます。漸く落ち着いて聴けるレベルになりました。
あと、ビクター SP-FS1の内部配線はそのままだったので、古河電工のビーメックス 0.5sqに交換しました。SPケーブルもコレなので。これもえらい効きました。スコーんと抜けるようになりましたん。
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