自分の魂が揺さぶられる声、音楽、律動、いろいろあります。

生きていく上で必ずしも必要じゃないかもしれませんが、それがあることで自分を律してくれる存在。

それらを少しでも近くで感じていたい、という方へのお手伝いができるといいねえ、というポリシーを携えたオーディオ屋です。

お品書き

通販サイトで扱っている製品がだいぶ増えていますが、現状での主要製品紹介をざっとやっていきます。とりあえず第一弾。

1. GRV-RIZER
この製品から当店ラインナップはスタートしました。RCAピンプラグとYラグで両端を処理しておりますので、汎用性があって大抵のところには装着可能です。
世間的に言うと”仮想アース”と呼ばれる製品の範疇に入りますが、当方としてはあくまで回路GNDの低インピーダンス化、安定化が主目的です。

電気回路において最も重要なのは動作の基準であり、リターン回路の道筋であるGNDのレベルが安定して変動しないことです。ここが負荷の変動によって都度都度揺すられていては回路の正確な動作など土台無理な話なのです。

当方が範としている諫早市のオーディオラボは、市販製品の場合はプリント基板のパターン裏に純銀単線を裏打ちすることでこれを実現するサービスを行っていますし、自社製品の場合は基本的にユニバーサル基板+純銀単線による実体配線、もしくは基板すら使わない純銀単線による実体配線を行っています。そのまんまのプリント基板など基本的に信用していないわけです。

そういった知見をお手軽に実現するためにGRV-RISERを製作しました。RCAジャックのGND側は基本的に回路のGNDと直結していますので、ここに最短距離でぶら下げれば全体にうまいこと影響が及ぶのではないかな、と考えたわけです。

結果、微小レベルの音楽信号が埋もれなくなるため、小音量時でも音痩せしなくなりますし、リスニングにおけるオイシイところを削る事なく全体のクオリティをズンと押し上げます。低域は軽やかに沈み、跳ねます。サウンドステージは特に前後感がよく出るようになり、立体感を感じます。スピーカーにへばりついていた音が軽く離れます。もともとシステムが持っている音色やトーンはそのままにこのような変化を引き起こします。

基本、当方の製品は使用することにより大なり小なりこのような音質向上の傾向を見せますので、以降の音質評価は割愛します。

リリースしてから3年半ほど経過していますが、殊の外好評をいただき続けている現実の前に、ああ、意外とセンスのある人いるんだなあ、今のオーディオ界も捨てたもんじゃねえな、とか思っています。

2. GRV-RISER PD/USB5
昨今、ネットワークオーディオであったり各種ストリーミングサービスの主流化によって、本来はオーディオ製品の範疇ではない製品がどうしても再生系統に組み込まれています。各種ISPの家庭への入口であるONUや、Wifi用のルーター、スイッチングハブといった製品ですね。信号の流れ的にはオーディオ製品よりも上流に位置するこれらの製品に対するケアをおろそかにしていては、そこから下流でいくら金を積もうとも取り返せません。最近ようやくその認識が広がりつつもありますが。

当方は、開業直後からこのことを第一義に掲げていました

そのため、ネットワーク装置などの電源給電に使用できる製品を製作しました。GRV-RISER PDは、主にDC12V/3Aまでの製品の給電に使用して、GRV-RISER USB5はDC 5V/1Aまでの製品の給電に使用します。これらの製品は単体では使用できませんが、市販のGaN充電器と組み合わせることでネットワーク製品付属のACアダプタによる給電とは隔絶した音質向上が図れますし、当方が掲げている文言の意味が理解できると思います。

3. GRV-RISER ETN/ETN_R
惜しくもお亡くなりになられた元SONYの技術者である故かないまる氏が提唱していた、空いているイーサネット用のRJ45端子へ装着するXターミネーター
そのままこれを作っても芸がないので、オーディオラボの技術と当方の知見を用いて(併せて”ねこ素子”と以降総称)信号の強化も合わせてできないかな、と思案して製作してみたら予想外に効果がわかったのでリリースしたものです。ちなみに制振とか電磁波防止とかはいっこも興味ないので、そういう意図のことはやっていません。ETNETN_Rの違いは効果の度合いです。

4. GRV-RISER SP
オーディオラボの製品で大好評を得ているAT+ SP-1Sというスピーカーの入力端子へ装置する音質改善アイテムがあります。ただ、めちゃくちゃ効果はあるのですが、いかんせんちょっと値が張ります。ですので、そこまでの効果は無いですが確実に効果があってお求めやすいものを作ってみました。Φ1.6mmの4N純銀単線とねこ素子を組み合わせたものです。こちらのいいところは、コンパクトでお手頃なので複数の使用が可能なところです。スピーカーの入力端子でもアンプのSP出力端子でも使うだけ効果は増していきます。将来的にSP-1Sを購入したとしてもアンプのSP出力端子に廻せばいいわけです。

5. GRV-RISER ETN_EX
2024/10現在の最新製品です。LANケーブルの先っぽに装着して、ケーブル内8芯全ての信号強化を行うためのアダプタ的なものです。
当方のやりたいことをすべてぶっこんでLANケーブルを製作するのはいろいろと大変なので、既存ケーブルを有効利用できるアダプタに仕立てました。8芯全てに吟味したねこ素子の強いやつを装着しています。使用しているケーブルはエレコム製のやわらかLAN cat.6Aです。

試作品を聴いたときに震えがきたのは久しぶりでした。音質向上のわかりやすさではピカ一でしょう。

まだまだ製品はありますが、とりあえず今回はこれくらいで。

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Posted by takelet2