AKG K240 studio with sound accelerator installed
ここでも書いていますが、ヘッドフォン用のサウンドアクセラレーターもあります。先程のページには載せていませんがオーバーヘッド型のハウジングにも入るような小さいやつです。1個\20,000+税ですので2個+工賃で\50,000+税いただくことになってしまいますが。ただ、ハウジングを上手くバラせるような構造になっているヘッドフォンはあまり無いと思いますので、装着が困難なのは否めません。AKGの大きめタイプであれば、おそらくあまり傷をつけずに装着することはできると思いますが。
ただ、これを装着したAKG K240 studio,K702は、スピーカーリスニングとほとんど違和感がないような開放感溢れる再生体験をもたらします。それでいてヘッドフォン再生の精緻さも併せ持ちます。ヘッドフォン再生につきまとう音場の圧迫感は皆無です。iphone直挿しでもその傾向は保てます。無論、出来の良いヘッドフォンアンプに接続すればその持ち味を存分に発揮できるでしょう。
正直、今どきのお高いヘッドフォンは真面目に聴いたことがないので比較対象になるかどうかはわからないのですが。まあ、今の弊店環境であればいい勝負するんじゃないのかねえ、とは思います。
”笑顔を忘れない” この曲の感情想起力についてはマーリンのエクスキャリバーを使ってた頃の再生が過去最強だと思うのですが、今のAKG K240改だとかなりいいとこまで迫っています。クオリティ的には全く比較にならないくらい今のほうがいいですが。
”狼になりたい” 中島みゆきはアルバムで言うと”予感”までしか聴かない偏屈ファンですが、その中でも一二を争うくらい好きな曲。声と演奏が際立ちつつ溶け合う感がだいぶ理想の聴こえ方に近づいて来た気がします。
”冬のセーター” ベンジーが弾くグレッチのトーンが耳へ届く。正直、割とベース耳なので何を聴いてもギターの音色って全然気にしてなかったんだけれど否が応でも耳に届く。ギターってかっこいいんだなあ、と最近よく思います。
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