自分の魂が揺さぶられる声、音楽、律動、いろいろあります。

生きていく上で必ずしも必要じゃないかもしれませんが、それがあることで自分を律してくれる存在。

それらを少しでも近くで感じていたい、という方へのお手伝いができるといいねえ、というポリシーを携えたオーディオ屋です。

ねこケーブルおかわり

おさらいしておきましょう。

昨今、DC12Vや5Vを必要とする装置がオーディオ関連にも増えてきて、それに呼応するように単売のDC電源もちょこちょこ見られるようになってきました。

そもそも、付属のACアダプタでは本来持っている装置のポテンシャルが発揮できていないのではないか?という疑念が基本的にあります。オーディオ装置といえばでかくてクソ重いパーツを使った電源回路が売りの一つですが、それなのになんかパソコンとか家電とかに付属しているような黒い箱がくっついてきてもなんかなあ、コストカット?と思うのは当然のことでしょう。

ただ、外部に電源回路を設けるのにはコストの点以外にもメリットはあります。装置内部から発熱源を減らすことで基板上のパーツ等の熱による劣化を減らすことができますし、よりゆとりを持った基板設計を行うこともできます。

見た目のデメリットは箱が増えることと配線が煩雑になりがちなことですね。ACアダプタはラック裏に放られがちですし、無駄にケーブルが長かったりするのでとぐろを巻いてぐちゃぐちゃになることが多いです。こういうのをきちんと整理するだけで確実に出音は変わります。

そんな中で、数年前からあるアイテムが市販開始されました。バッテリーを内蔵したスマホや各種ITガジェット用の各種充電器、その中でもキーデバイスに新しい半導体(窒化ガリウム)を使用したGaN充電器です。変換効率の高さと発熱の低さが売りなのですが、これをオーディオ装置の給電に使えないものなのか?と考えた方がいたようなのですね。その用途に使えるケーブルも同じ頃に発売開始されました。これらをセットで販売したのは多分オリオスペックが最初だと思います

へー、と思って試してみました。使用したのはDC12V入力のnuro光用ONUでしたが、確かに付属ACアダプタと比べると力感のup、立ち上がりの速さ、サウンドステージの広がり等、いい電源を使用したときに改善されるポイントが知覚できました。反面、高域がザラついていて品がなくて落ち着いて聴ける音ではないなあ、とも思いましたのでどうにかできないかな、と一考して作ったのが初代のねこケーブルです。素の状態で気になる点はすべて払拭して、確実にクオリティupのみを図るように設計しました。ちなみに現在のは3代目で、用途別にいろいろとラインナップも増やしました。

SW電源が持つ根本的な給電スピードの速さから生じる力強さ、サウンドステージの空気感、情報量、それでいて破綻しない品の良さ等そこいらのリニア電源なぞは歯牙にもかけませんし、おかげさまでじわじわと売れ続けております。通算で300本以上は出ていますし、リピーターも多いです。

これに使用するGaN充電器でも音の変化はありますし、そこいらは好きにしてもらっていいのですが、こちらとしてはコンセントやACタップに挿し込むときの向き、こちらを気にしてほしいです。いいんだけどなんか出音が落ち着かない?と思うときは挿し込む向きを逆にすると確実に良い結果になると思います。そのときに便利なのがのびねこです。向きの変更を容易にできるのと、AC電源ラインをつよくします。GaN充電器での給電では、ねこケーブルとのびねこのセット使用をつよくオススメするところです。

あと、GaN充電器には複数のtype cポートがあるものが多いですが、あるからといって複数の装置へ同時給電するのはやめておきましょう。電源容量が足りていてもです。確実に音が悪くなります。GNDが共有されるからではないかなと思っていますが。

もひとつ、現在流通している各種充電器において遵守されている事が多いUSB PD規格において、DC12V出力は純正といった感じのものではないらしく、ankerの充電器では対応していなかったりしますので、ご購入の際にはスペック表をよく確認しましょう。

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Posted by takelet2