自分の魂が揺さぶられる声、音楽、律動、いろいろあります。

生きていく上で必ずしも必要じゃないかもしれませんが、それがあることで自分を律してくれる存在。

それらを少しでも近くで感じていたい、という方へのお手伝いができるといいねえ、というポリシーを携えたオーディオ屋です。

AT+RCAというバケモン

オーディオラボが販売しているアクティブトロンプラスシリーズ。AC電源用のAT+AC-2S、スピーカー用のAT+SP-1Sというラインナップ、おかげさまで大好評をいただいていますが、新たにヘッドフォン用のAT+HF-01SとRCA用のAT+RCAが発売になりました。

接続された様々な信号経路に流れる電流、そしてそれらは様々な要因で減衰していってんじゃね、てな電子を励起させブーストしていったような出音になる、という意味での”アクティブトロン”という造語ですが、まさにその真骨頂な製品が出ました。

AT+HF-01Sは、ヘッドフォン/イヤフォンとDAPやヘッドフォンアンプとの経路中に挟み込むタイプで、Φ3.5mmのミニジャックがケースに2つ装着されています。端子間はオーディオラボ製のΦ0.8mm純銀単線で直結されており、L/R/GNDのそれぞれにアクティブトロン素子が並列にぶら下がっているイメージです。これを経由させると出音の格が明確に上がる感があります。高域がどうとか低域がどうとかいう些末なモンじゃなく、ポータブルのヘッドフォンアンプから据え置きのヘッドフォンアンプに変更したときの余裕感みたいなものですね。電源無しでこの向上はそうそう無いのではないかと思います。

そしてAT+RCAです。
端子がRCAになっていてL/Rが2組です。AT+HF-01S同様にL/R内部は直結ですのでin/outの区別はありません。使用方法もAT+HF-01Sと同様にRCAケーブルで接続されている経路中に挟み込むだけです。レコードプレーヤーとフォノイコライザ間、DACとプリアンプ/プリメインアンプ間、プリアンプとパワーアンプ間、どこでもOKです。ラインレベルであればケーブルの長さはさほど気にしなくていいかもですが、やはりフォノイコへのケーブルはできるだけ短くて低容量なものがいいと思います。ここは明確に違いが出ますので、おすすめはMOGAMI 3368です。

この箱の効果のほどは、ちょっとこれまでに体験したことが無いですね。よく、ヴェールが1枚剥がれるという形容がありますが、これは今まで気づかなかった透明な壁が無くなってそのまんまさらけ出される感じ。録音時にマイクから各種装置を経由してミキシングコンソールに入ってなんやかんやして完成してるんだけど、その過程で減衰してるところがなくなった、そんな感じです。生楽器や人の声は特にその変わり方が顕著です。

そんで、個人的に絶対にお勧めなのがレコードプレーヤーとフォノイコの間、ここはラインレベル間に入れるよりも5割増で効く感じがあります。こゆのとかね、最高です。

XLR版も出る予定ですが、価格はほぼ1.5倍になるそうです。あと、S/P DIF同軸デジタル用(RCA/BNC)も出るそうです。

 

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Posted by takelet2