自分の魂が揺さぶられる声、音楽、律動、いろいろあります。

生きていく上で必ずしも必要じゃないかもしれませんが、それがあることで自分を律してくれる存在。

それらを少しでも近くで感じていたい、という方へのお手伝いができるといいねえ、というポリシーを携えたオーディオ屋です。

すいっちんぐHI-CAP

イヤーン すいっちんぐ

 

いやーん、じゃねえって。

 

とりあえず試作できました。

HI-CAPというのは、 naim  audioのプリアンプ用外部電源ユニットのことです。ココを参照していただくとよくわかるのですが、まあ、大概な中身です。

これまで何度か書いてきていますが、通常であれば同じnaim audio のパワーアンプからプリアンプの電源は供給されます。DCの+24VがDINケーブルにてオーディオ信号と共に伝送されるですよ。

HI-CAPを使用する際は、プリ-パワー間に接続します。

専用の240度配列の5ピンDINケーブルを使用してプリアンプと接続します。一番右端の端子ですね。オーディオ信号とGNDの他に+24Vが通っているピンが2本ありますが、同じレールの+24Vではなく、HI-CAP内部では2系統の+24Vを生成してプリアンプへ供給しています。そして、プリアンプ内部ではフォノステージとラインレベルステージにそれぞれの+24Vが独立供給されます。

ちなみに、HI-CAPを使用せずにパワーアンプから電源を供給する場合は、プリアンプのHI-CAP用接続端子に専用のショートピンを差し込んでおかないと電源が入りません。パワーアンプからは+24Vの1系統にしか給電されないので、ショートピンを使用して2系統の+24Vピン同士をショートしないと、ラインレベル部に電源が届かないんですな。

 

パワーアンプとは、通常のプリ-パワー間に使用する4ピンDINケーブルを用いますが、普段は+24V用として使用されるピンはNC(No Connect)になっています。右から2番目の端子ですね。これで、プリ-パワー間はオーディオ信号とGNDのみの伝送となるわけです。

さて、そういうことでHI-CAPの機能としてはDC+24Vを2系統で供給する、というのがマストなわけです。24V出力のSW電源ユニットを2個使えばまあできるわけですが、とりあえず試作ですのでお手軽にやってみました。

手持ちで浮いていた12V/6A出力の改良済みSW電源をベースに、12V入力/24V出力が可能なDC-DCコンバータを2個使用。DC系の配線は全てφ0.8mm 4N銀単線使用。

ケースもありものを使ったのですが、サイズ的にはまあいい感じ。

組み上げて動作確認。問題無いことを確認してからNAC62に接続します。無事電源も入って一安心。

相方となるNAP140は現在不調で交換用パーツの入荷待ちなため、NAC62の出力はオーディオラボ製ヘッドフォンアンプに接続して試聴します。ケーブルの長さの都合上、入力ソースはLINN CD12。

純正HI-CAPと比較すると、明らかに低域の明瞭さ、反応の速さは向上しています。ドロドロした感じはほとんど感じられませんし、純正HI-CAPでは感じられる抑えつけられた感も無くスーッと伸びます。とは言え、音場の平板さはやはりnaim だよなあ、という感じでさほど変わった感は無いような。ヘッドフォンはサウンドアクセラレーター付きのAKG K240 studioなのでこの辺はよくわかります。

しかし、この変化がゴリゴリのネイマー達にヨシと感じられるかは正直よくわからんですな。貸し出すから聴いてみてねー、弊社周辺の方々。

 

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Posted by takelet2